CNN
畳み込みを使うニューラルネットワーク。 主に画像を扱う。
小さなフィルタ(カーネル)を画像全体に滑らせる。
2 つの帰納バイアス#
| バイアス | 内容 |
|---|---|
| 局所性 | 近くの画素どうしが関係する |
| 平行移動不変性 | 同じ特徴はどこにあっても同じ |
この 2 つが画像の性質と合っているため、CNN は画像で強い。
パラメータ共有#
全結合層なら 画像で 入力だけで 5 万次元、パラメータが膨大になる。
畳み込みは同じフィルタを全位置で使い回すので、 フィルタならパラメータは 9 個(× チャネル数)。
パラメータ数が画像サイズに依存しない。 これが CNN を実用的にした最大の要因。
階層的な特徴#
層を重ねると受容野が広がり、特徴が抽象化される。
第1層: エッジ、色 → 第2層: テクスチャ、角 → 深層: 物体の部品 → 物体人手で設計していた特徴量が、学習で自動的に得られる。
転機#
AlexNet が 2012 年の ImageNet で圧勝し、深層学習ブームの起点になった。 GPU による学習、ReLU、Dropout の組み合わせが効いた。
ResNet(2015)は残差接続により 100 層を超えるネットワークの学習を可能にした。 勾配が恒等写像を通って直接流れるため、勾配消失が緩和される。
参考文献#
- Yann LeCun et al. Gradient-based learning applied to document recognition. Proceedings of the IEEE 86(11), 1998. https://doi.org/10.1109/5.726791
- Alex Krizhevsky, Ilya Sutskever, Geoffrey E. Hinton. ImageNet Classification with Deep Convolutional Neural Networks. NeurIPS, 2012. https://doi.org/10.1145/3065386
- Kaiming He et al. Deep Residual Learning for Image Recognition. CVPR, 2016. https://arxiv.org/abs/1512.03385