画像生成モデル
画像の分布を学習して標本を生成するモデル。高次元分布をどう扱いやすい形に分解するかで手法が分かれる。
画像の分布 を学習し、そこから新しい標本を生成するモデル。
系譜#
| モデル | 原理 | 特徴 |
|---|---|---|
| VAE | 潜在変数 + 変分推論 | 学習が安定。ぼやけやすい |
| GAN | 生成器と識別器の敵対 | 鮮明。学習が不安定 |
| 自己回帰 | 画素を 1 つずつ予測 | 尤度が明示的。遅い |
| 拡散モデル | ノイズ除去の反復 | 品質・多様性ともに優れる。遅い |
| フローマッチング | 連続時間の輸送 | 拡散より少ないステップ |
2020 年代前半に拡散モデルが主流になり、 近年はフローマッチングやその蒸留による高速化が進んでいる。
生成モデルの共通の難しさ#
は 次元の分布。 まともに扱える対象ではない。
各手法は「この高次元分布をどう扱いやすい形に分解するか」の 異なる答えになっている。
- VAE … 低次元の潜在空間に落とす
- GAN … 分布そのものを推定せず、標本の見分けがつかなければよいとする
- 拡散 … 簡単な問題(少しノイズを取る)の連鎖に分解する
参考文献#
- Diederik P. Kingma, Max Welling. Auto-Encoding Variational Bayes. ICLR, 2014. https://arxiv.org/abs/1312.6114
- Ian J. Goodfellow et al. Generative Adversarial Networks. NeurIPS, 2014. https://arxiv.org/abs/1406.2661
- Jonathan Ho, Ajay Jain, Pieter Abbeel. Denoising Diffusion Probabilistic Models. NeurIPS, 2020. https://arxiv.org/abs/2006.11239