群知能の基礎
個体が自分の経験と他個体から得た情報の両方を使って動く。 この 2 つの重みが探索の性格を決める。
情報の流れ#
群知能の手法は、良い解の情報をどう伝えるかで分類できる。
| 伝え方 | 例 |
|---|---|
| 全体の最良を全員が見る | gBest 型 PSO |
| 近傍の最良だけを見る | lBest 型 PSO |
| 確率的に選んだ相手を見る | ABC の Onlooker |
| 環境に痕跡を残す | ACO のフェロモン |
全員が同じ最良を見ると収束は速いが、その解が局所解だと全員が そこへ引き寄せられる(早すぎる収束)。近傍に限ると情報が伝わるのが遅い代わりに、 複数の谷を並行して探せる。これが探索と活用の 配分そのものになっている。
停滞への対処#
群知能に共通する弱点が、集団が 1 点に集まったあと動けなくなること。 対処は手法ごとに用意されている。
- ABC の Scout Bee — 一定回数改善しない解を捨てて打ち直す
- PSO の速度制限・慣性重み — 収束が速すぎないよう抑える
- 再初期化 — 集団の一部を無作為に置き直す
参考文献#
- Riccardo Poli, James Kennedy, Tim Blackwell. Particle swarm optimization: An overview. Swarm Intelligence 1(1), 2007. https://doi.org/10.1007/s11721-007-0002-0
- Dervis Karaboga et al. A comprehensive survey: artificial bee colony (ABC) algorithm and applications. Artificial Intelligence Review 42, 2014. https://doi.org/10.1007/s10462-012-9328-0