ルーティング

ルーティング

執筆済 ソフトウェア開発ネットワーク

パケットを目的地まで中継する経路を決める。

転送の仕組み#

各ルータは経路表を持ち、 宛先 IP のネットワーク部を見て次の転送先を選ぶ。

宛先 192.0.2.130

経路表:
  0.0.0.0/0        → デフォルトゲートウェイ
  192.0.2.0/24     → インタフェース eth1     ← 最長一致で選ばれる
  192.0.2.128/25   → インタフェース eth2     ← さらに長いのでこちら

最長プレフィックス一致が原則。 より具体的な経路が優先される。

経路の学習#

種類 範囲
静的 手で設定 小規模
IGP OSPF、IS-IS 組織内
EGP BGP 組織間(インターネット)

BGP#

インターネットの経路を支えるプロトコル。 AS(自律システム)間で経路情報を交換する

「私(AS 64500)は 192.0.2.0/24 に到達できます」
「私を経由すると AS 64500, AS 64501 の順で届きます」

経路の選択は最短距離ではなく、 **各組織の方針(policy)**で決まる。 契約関係や費用が反映される。

BGP の脆さ#

BGP は基本的に相手の宣言を信じる設計。

  • 誤設定で他人のアドレス範囲を宣言すると、 トラフィックが吸い込まれる(経路ハイジャック
  • 実際に大規模な障害が繰り返し起きている

対策として RPKI(経路の起源を証明書で検証)が 段階的に導入されているが、普及は道半ば。

インターネットの根幹が、 相互の信頼の上に成り立っていることを示す例。

参考文献#

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