先行研究調査
何が既に分かっているかを把握する。
これをせずに始めると
- すでに解かれた問題を解いてしまう
- 既知の失敗を繰り返す
- 何が新しいのか説明できない
探し方#
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| キーワード検索 | Google Scholar、Semantic Scholar、arXiv |
| 後方引用 | その論文が引いている文献を辿る(過去へ) |
| 前方引用 | その論文を引いている文献を辿る(未来へ) |
| サーベイ論文 | 分野の全体像を掴む。最初に読むべき |
| 主要な会議・雑誌 | その分野の中心的な発表先を追う |
サーベイから始めて、前後の引用を辿るのが効率的。 キーワード検索だけでは、 用語が違う関連研究を見落とす。
記録する#
| 記録 | 理由 |
|---|---|
| 検索した語と日付 | 網羅性を後から示せる |
| 除外した理由 | 恣意的に選んでいないことの担保 |
| 一行要約 | 後で思い出せる |
| DOI / 恒久 URL | リンク切れを防ぐ |
系統的レビューでは PRISMA のような手順の報告が標準になっている。 個人の調査でも、 選択の基準を明示する姿勢は有効。
出典の確かめ方#
| 確認 | 手段 |
|---|---|
| 実在するか | DOI で確認する |
| arXiv のみか | 査読を経ているかは別問題 |
| 撤回されていないか | Retraction Watch、出版社の告知 |
| 孫引きになっていないか | 原典に当たる |
孫引きは誤りが伝播する。 「A が B と述べている」を引くなら、 B の原典を確認する。
このノート群では、 すべての出典 URL と DOI を CI で自動的に検証している。 存在しない文献を引かないための機械的な歯止め。
参考文献#
- Matthew J. Page et al. The PRISMA 2020 statement. BMJ 372, 2021. https://doi.org/10.1136/bmj.n71
- Semantic Scholar / OpenAlex(引用ネットワークの探索) https://www.semanticscholar.org/
- Retraction Watch Database. https://retractiondatabase.org/