QUBOとイジングモデルの変換
両者は変数の取る値が違うだけで、同じ問題を表す。
| QUBO | イジング | |
|---|---|---|
| 変数 | ||
| 目的 | ||
| 出身 | 数理最適化 | 統計物理 |
変換式#
一次の対応なので、代入して整理すれば係数が移る。
(符号や係数は の定義の置き方で変わるので、実装では使うライブラリの規約を確認する。)
定数項が出る#
変換では変数に依存しない定数が現れる。 最適解の位置は変わらないが、エネルギーの値そのものは一致しない。
量子アニーラの出力エネルギーを元の目的関数値と比べるときは、 この定数のずれを戻す必要がある。実測値が合わないときに 最初に疑うべき点。
どちらで書くか#
- ハードウェア(D-Wave など)はイジング形式が素の入力
- 問題の定式化は で「選ぶ / 選ばない」と書く方が自然
実務では QUBO で定式化してからイジングに変換する流れが多く、 ライブラリ(PyQUBO、D-Wave Ocean など)がこの変換を担う。
参考文献#
- Fred Glover, Gary Kochenberger, Yu Du. A Tutorial on Formulating and Using QUBO Models. 2019. https://arxiv.org/abs/1811.11538
- Andrew Lucas. Ising formulations of many NP problems. Frontiers in Physics 2, 2014. https://doi.org/10.3389/fphy.2014.00005