シミュレーテッド量子アニーリング

シミュレーテッド量子アニーリング

執筆済 最適化量子計算

量子アニーリングを古典計算機で模倣する手法。SQA。 量子モンテカルロ法(経路積分表示)を使う。

仕組み#

d 次元の量子系は、虚時間方向に 1 次元加えた (d+1) 次元の古典系と等価に書ける(鈴木・トロッター分解)。 横磁場付きイジング模型は、トロッター数 M 個の複製が リング状に結合した古典イジング模型になる。

H古典=1Mk=1MH問題(s(k))Jkisi(k)si(k+1)

第 2 項が複製間の結合で、横磁場の強さから決まる。 これを通常のMetropolis 法で シミュレートする。

何のために使うのか#

  1. 量子アニーリングの挙動を調べる — 実機より制御しやすく、内部状態が見える
  2. 実用的な最適化手法として使う — 実際に古典ソルバとして競争力がある

2 が重要で、SQA は量子ハードウェアを使わずに 量子アニーリングと同等以上の結果を出すことが多い。 富士通のデジタルアニーラなど、専用の古典ハードウェアもこの系譜。

位置づけの含意#

「量子アニーラが古典の焼きなましに勝った」という報告があっても、 SQA と比べるとどうかが問われる。 量子的な効果が本質なら SQA も同様に速いはずで、 その場合ハードウェアが量子である必要はない、という議論になる。

参考文献#

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