スピン

スピン

執筆済 量子力学

粒子が持つ内部自由度としての角運動量。 古典的な自転の比喩で説明されることがあるが、 実際には古典に対応物が無い性質。

2 準位系#

電子など スピン 1/2 の粒子は、 どの軸で測っても ±/2 の 2 値しか取らない。

|,||0,|1

これが量子ビットの物理的な原型。 2 準位系でありさえすれば量子ビットとして使えるので、 超伝導回路、イオン、光子など様々な実装が可能になる。

パウリ演算子#

スピンの観測量は

Si=2σi,σx,σy,σz

[σx,σy]=2iσz と交換しないので、 異なる軸のスピンは同時に確定しないz 方向のスピンが確定していれば、x 方向は完全に不確定になる。

2 回転で戻らない#

スピン 1/2 の状態は、360° 回転で符号が反転し、 720° 回転して初めて元に戻る。

Rz(2π)|ψ=|ψ

古典的な回転体との違いが最も端的に出る性質。 大域位相なので単体では観測できないが、 干渉させれば確認できる(実験で検証済み)。

参考文献#

ノート一覧を閉じる