位相反転誤り

位相反転誤り

執筆済 量子誤り訂正
Z|0=|0,Z|1=|1

古典には存在しない、量子特有の誤り。

計算基底では見えない#

Z 誤りが起きても、計算基底での測定確率は変わらない。

|α|2,|β|2は不変

しかし相対位相が変わるので、 その後の干渉が壊れる。 量子アルゴリズムは干渉に依存しているため、 結果が誤る。

基底を変えれば同じ問題#

アダマール基底 |± で見ると

Z|+=|,Z|=|+

X 基底でのビット反転になっている。

Z=HXH

したがって、 H で基底を変えてからビット反転符号を使えば 位相反転を訂正できる。

|0L=|+++,|1L=|

シンドロームは X1X2X2X3 を測る。

両方を訂正するには#

ビット反転符号と位相反転符号を連結する。 これが Shor の 9 量子ビット符号で、 最初の完全な量子誤り訂正符号になった。

実機での重要性#

多くの実装でT2(位相緩和)が T1(エネルギー緩和)より短い。 つまり位相の誤りの方が起きやすい。 位相反転の訂正が実用上とりわけ重要になる。

参考文献#

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