密度行列

密度行列

執筆済 量子情報

混合状態を含めて量子状態を表す演算子。

ρ=ipi|ψiψi|

確率 pi で状態 |ψi にある、という状況を表す。

満たすべき条件#

  1. エルミート ρ=ρ
  2. 半正定値 ρ0(確率が非負)
  3. トレース 1 Trρ=1(確率の総和)

計算の規則#

純粋状態 密度行列
期待値 ψAψ Tr(ρA)
時間発展 Uψ UρU
測定確率 iψ2 Tr(Piρ)

純粋状態は ρ=|ψψ| として含まれるので、 密度行列の方が一般的な記述

分解は一意でない#

同じ ρ を与える {pi,|ψi} は複数ある。 最大混合状態 ρ=I/2 は 「|0|1 が半々」とも 「|+| が半々」とも書ける。

物理的に意味があるのは ρ であって、分解ではない。 どの分解だったかは原理的に区別できない。

ブロッホ球での表現#

1 量子ビットなら

ρ=12(I+rσ),|r|1

|r|=1ブロッホ球の表面(純粋状態)、 内部が混合状態、中心が最大混合状態。 ノイズは点を中心へ引き寄せる

参考文献#

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