純粋状態と混合状態

純粋状態と混合状態

執筆済 量子情報
純粋状態 混合状態
表現 ψ 密度行列 ρ
情報 最大限に知っている 古典的な不確かさを含む
判定 Tr(ρ2)=1 Tr(ρ2)<1

重ね合わせと混合の違い#

重ね合わせ(純粋状態)

|ψ=12(|0+|1),ρ=12(1111)

混合(50% で |0、50% で |1

ρ=12(1001)

計算基底で測ればどちらも 50:50。 違うのは**非対角成分(コヒーレンス)**の有無。

X 基底で測れば、前者は必ず +、後者は 50:50 になり区別できる。

混合状態が生じる原因#

  1. 古典的な無知 — どの状態を用意したか分からない
  2. 部分系を見る — もつれた系の片方だけ
  3. 環境との相互作用 — ノイズ

2 が特に重要で、全体は純粋なのに部分は混合という状況が起きる。 これは古典確率には無い現象。

実機での意味#

ノイズにより、用意したはずの純粋状態が混合状態へ劣化する。 非対角成分が減衰することが、 量子的な性質(干渉)が失われることに対応する。

参考文献#

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