準Newton法

準Newton法

執筆済 最適化勾配法

ヘッセ行列を計算せず、勾配の履歴から近似する手法。quasi-Newton。

xk+1=xkαkBk1f(xk)

Bk がヘッセ行列の近似。

セカント条件#

近似が満たすべき関係は、勾配の変化から導かれる。

Bk+1sk=yk,sk=xk+1xk,yk=f(xk+1)f(xk)

「移動した量」と「勾配が変化した量」の比が曲率を表す、という一次元の割線法を 多次元に持ち上げたもの。この条件を満たす B は無数にあるので、 更新則の違いが手法の違いになる。

BFGS#

最も広く使われる更新則。Bkランク 2 の修正を加える。

  • 正定値性が保たれる(下る方向が保証される)
  • 逆行列を直接更新できるので 𝒪(n2) で済む
  • Wolfe 条件を満たす直線探索と組み合わせると超線形収束

L-BFGS#

n が大きいと n×n 行列すら持てない。 直近 m 組の (sk,yk) だけを保持し、行列を陽に作らずに Bk1f を計算する。m=520 が典型で、 記憶量は 𝒪(mn)。大規模問題の標準手法になっている。

CMA-ES との関係#

CMA-ES の共分散行列も、 標本から二階の情報を推定して座標系を直している。 勾配が使えるかどうかが違うだけで、目的は同じ。

参考文献#

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