確率的勾配降下法

確率的勾配降下法

執筆済 最適化勾配法SGD

データの一部だけで勾配を推定して更新する手法。SGD。

xk+1=xkηfik(xk)

fik は無作為に選んだ 1 標本(またはミニバッチ)に対する損失。

なぜ一部で済ませるのか#

機械学習の目的関数は f(x)=1mi=1mfi(x) という平均の形。 全データで勾配を計算すると 1 回の更新に 𝒪(m) かかる。 標本を 1 つ選べば、その勾配は真の勾配の不偏推定量になる。

𝔼[fi(x)]=f(x)

同じ計算量でずっと多く更新できるので、全体としては速い。 m が数百万のとき、この差は決定的。

起源#

Robbins と Monro が 1951 年に提案した確率的近似が源流。 ノイズのある観測から根を求める枠組みで、 収束のためのステップサイズ条件を与えた。

kηk=,kηk2<

前者は「どこへでも到達できる」、後者は「ノイズが均される」ことを保証する。 ηk=η0/k がこれを満たす代表例。 SPSA のゲイン列も同じ枠組みにある。

ノイズの役割#

推定した勾配のばらつきは欠点だけではない。 鞍点や浅い局所解から揺らぎによって抜け出せることがあり、 非凸な深層学習では有利に働くと考えられている。

参考文献#

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