QUBO
は上三角(または対称)行列。変数は 0 か 1 の二値。
一次の項は要らない#
なので 。 つまり対角成分 が一次の項 になる。 一次と二次を分けて書く必要がないのはこのため。
なぜ二次で止めるのか#
三次以上の項があっても、補助変数を導入すれば二次に落とせる (次数削減、quadratization)。ただし変数が増える。
二次に限る理由はハードウェア側にある。 量子アニーラも イジングマシンも2 体相互作用しか実装できない。 物理的に実現しやすい形が二次だった、という順序。
難しさ#
QUBO は NP 困難。 が任意なら Max-Cut を含むので当然。
一方で に構造があれば解ける場合もある。 たとえば の非対角成分がすべて非正なら、 最小カット問題に帰着して多項式時間で解ける。
解く手段#
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 汎用ソルバ | Gurobi、CPLEX(MIQP として) |
| ヒューリスティック | 焼きなまし、タブー探索 |
| 専用ハードウェア | イジングマシン、量子アニーラ |
| 量子回路 | QAOA |
参考文献#
- Fred Glover, Gary Kochenberger, Yu Du. A Tutorial on Formulating and Using QUBO Models. 2019. https://arxiv.org/abs/1811.11538
- Andrew Lucas. Ising formulations of many NP problems. Frontiers in Physics 2, 2014. https://doi.org/10.3389/fphy.2014.00005