凸最適化と非凸最適化

凸最適化と非凸最適化

執筆済 最適化凸最適化

凸最適化は、凸関数凸集合の上で最小化する問題。 この形に持ち込めるかどうかが、解けるかどうかの実質的な境界になっている。

凸なら何が保証されるか#

  • 局所最適解 = 大域最適解。近くしか見ないアルゴリズムでも、止まった場所が最良
  • 最適性の判定条件(KKT 条件)が必要十分になる
  • 多項式時間で所定の精度まで解ける定式化が揃っている

Boyd は「難しさの境界は線形と非線形の間ではなく、凸と非凸の間にある」と 述べている。これが凸最適化を独立した分野として扱う理由。

非凸で起きること#

  • 局所最適解が多数でき、初期値によって結果が変わる
  • 鞍点で勾配が消え、更新が止まる(高次元では局所解より鞍点の方が問題になりやすい)
  • 平坦な領域では勾配情報がほとんど役に立たない

深層学習の学習も、VQE のパラメータ探索も非凸。 だから「大域解を保証する」ではなく「実用的に十分良い解に届く」を目標に置き替える。

参考文献#

ノート一覧を閉じる