計算コスト

計算コスト

執筆済 最適化評価

何を「コスト」として数えるかで、比較の結論が変わる。

3 つの数え方#

尺度 適する場面 問題点
評価回数 目的関数の評価が支配的なとき アルゴリズム内部の計算を無視
実行時間 実運用に近い 実装品質・言語・ハードに左右される
反復回数 理論解析 1 反復のコストが手法ごとに違う

ブラックボックス最適化では 評価回数が標準。目的関数が実験やシミュレーションなら、 それ以外の計算時間は無視できるため。

評価回数が公平でない場合#

アルゴリズム内部の計算が無視できないとき、評価回数だけでは不公平になる。

目的関数がミリ秒で終わるなら、これらは支配的になる。 「評価が高価」という前提が成り立つかを先に確認する。

並列性#

同じ評価回数でも、並列に実行できるかで実時間が変わる。

手法 並列性
集団ベース(CMA-ES、PSO、ABC) 1 世代の λ 個を同時に評価できる
勾配降下法 逐次。1 点ずつ
ベイズ最適化 基本は逐次(バッチ版もある)

評価がシミュレーションで、計算機資源が潤沢なら、 並列性の高い手法が実時間では有利になる。

参考文献#

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