収束
反復を重ねるにつれ解が定まっていくこと。 ただし何を指すかは文脈で変わる。
3 つの意味#
| 意味 | 内容 |
|---|---|
| 数列としての収束 | が成り立つ |
| 停止条件を満たした | 更新量が閾値未満になり、実装が止まった |
| 実用上の収束 | 目標値に十分近づいた |
論文の「収束した」がどれを指すかで主張の強さが変わる。 ヒューリスティックの多くは 1 を保証しない。
収束の速さ#
として、
| 種類 | 条件 | 例 |
|---|---|---|
| 線形 | () | 勾配降下法 |
| 超線形 | 準 Newton 法 | |
| 二次 | Newton 法(解の近く) |
二次収束は正しい桁数が反復ごとに倍になる。
何を横軸に取るか#
反復回数で比べると、1 反復のコストが違う手法を不当に扱う。 評価回数(目的関数を何回測ったか)を横軸に取るのが、 ブラックボックス最適化では標準。
CMA-ES は 1 世代で 回評価するので、 世代数ではなく 世代数で比べる必要がある。
停滞と収束の区別#
改善が止まったとき、最適解に到達したのか、 局所解や平坦地に捕まったのかは区別できない。 CMA-ES の停止条件が 複数用意されているのは、どの理由で止まったかを分けるため。
参考文献#
- Jorge Nocedal, Stephen J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed., §3.3. Springer, 2006. https://doi.org/10.1007/978-0-387-40065-5
- Nikolaus Hansen et al. COCO: A Platform for Comparing Continuous Optimizers in a Black-Box Setting. Optimization Methods and Software 36(1), 2021. https://doi.org/10.1080/10556788.2020.1808977