Newton法
二階の情報を使い、二次近似の最小点へ直接飛ぶ手法。
がヘッセ行列。
なぜ速いのか#
をテイラー展開して二次までで打ち切る。
この二次関数を厳密に最小化する が 。 つまり曲がり具合まで考えて一気に底へ行く。 解の近くでは二次収束し、正しい桁数が反復ごとに倍になる。
勾配降下法がジグザグする原因は 座標のスケール差だったが、Newton 法は を掛けることで 実質的に座標系を正規化している。だから条件数の影響を受けない。
実用上の問題#
| 問題 | 対処 |
|---|---|
| の計算が 、逆行列が | 準 Newton 法で近似 |
| が正定値でないと下る方向にならない | 修正 Newton 法( とする) |
| 遠方では二次近似が当てにならない | 直線探索、信頼領域法 |
深層学習でほとんど使われないのは、パラメータ数 が 数百万〜数十億で を持てないため。
方程式を解く Newton 法#
を解くNewton 法と同じもの。 最適化は を解くことなので、 、 と置き換えれば一致する。
参考文献#
- Jorge Nocedal, Stephen J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed. Springer, 2006. https://doi.org/10.1007/978-0-387-40065-5
- Stephen Boyd, Lieven Vandenberghe. Convex Optimization, §9.5. Cambridge University Press, 2004. https://web.stanford.edu/~boyd/cvxbook/