勾配降下法
勾配と逆向きに一定量進む、最も基本的な最適化。
が学習率(ステップサイズ)。
学習率がすべて#
| 起きること | |
|---|---|
| 小さすぎ | 進まない。反復回数が膨大になる |
| 適切 | 単調に減少して収束 |
| 大きすぎ | 谷を飛び越えて振動、あるいは発散 |
-平滑な凸関数では が収束の十分条件になる。 はヘッセ行列の最大固有値の上界。
ジグザグ問題#
等高線が細長い楕円のとき、勾配は谷の軸方向ではなく壁を向く。 結果として谷を横切る往復運動が起き、進みが極端に遅くなる。 収束速度は条件数 に依存し、 が大きいほど悪化する。
対処は 3 通り。慣性を持たせる、 二階の情報で座標系を直す、 問題側で正規化・前処理する。
直線探索#
を固定せず、各反復で適切な値を探す方法もある。 Armijo 条件(十分な減少)と Wolfe 条件(曲率)を満たす を 後退探索で見つけるのが標準で、準 Newton 法では これが理論保証の前提になっている。
参考文献#
- Jorge Nocedal, Stephen J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed. Springer, 2006. https://doi.org/10.1007/978-0-387-40065-5
- Ian Goodfellow, Yoshua Bengio, Aaron Courville. Deep Learning, Chapter 8. MIT Press, 2016. https://www.deeplearningbook.org/