サンプリング

サンプリング

執筆済 AILLM

確率分布から次のトークンを選ぶ方法。生成の質と多様性を決める。

主な手法#

手法 内容
貪欲法 最も確率の高いトークンを選ぶ。決定的
ビームサーチ 複数候補を保持して系列全体の確率を最大化
温度サンプリング piexp(zi/T)
Top-k 上位 k 個に絞ってサンプリング
Top-p (nucleus) 累積確率が p になるまでの候補に絞る

温度#

pi=exp(zi/T)jexp(zj/T)
T 振る舞い
0 貪欲法に近づく。決定的、繰り返しやすい
=1 学習した分布のまま
>1 平坦化。多様だが破綻しやすい

焼きなまし法の温度と まったく同じ形の式で、 探索と活用の配分を制御している点も同じ。

なぜ貪欲法では駄目なのか#

最も確率の高いトークンを選び続けると、 同じ表現を繰り返す退化した文章になりやすい。

Holtzman らはこれを「neural text degeneration」と呼び、 人間の文章は常に最高確率の語を選んではいないことを示した。 自然な文章には適度な予測不可能性がある。

Top-p はこの観察から提案された。 分布の裾(低確率の不適切な候補)は切りつつ、 上位の中では確率に応じて選ぶ。

ビームサーチの限界#

系列全体の確率を最大化するので翻訳や要約では有効だが、 開放的な生成では退屈な文になる。 確率が高い=ありふれた表現、だから。

参考文献#

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