ファインチューニング
事前学習済みモデルを、 特定の用途に合わせて追加学習する。
主な種類#
| 種類 | 目的 |
|---|---|
| 教師ありファインチューニング (SFT) | 指示に従う形式を学ぶ |
| RLHF | 人間の選好に合わせる |
| DPO | RLHF を報酬モデルなしで行う |
| ドメイン適応 | 専門分野の知識・語彙 |
RLHF#
- 人間が複数の応答に順位を付ける
- その順位を再現する報酬モデルを学習する
- 報酬を最大化するよう、強化学習(PPO)で 言語モデルを更新する
事前学習は「もっともらしい続き」を学ぶだけで、 有用さや安全性は目的関数に入っていない。 RLHF はそこを人間の判断で補う。
DPO は報酬モデルを介さず、 選好データから直接方策を最適化する。 実装が単純で安定するため広く使われるようになった。
パラメータ効率の良い手法#
全パラメータを更新するのは高価。
LoRA は重みの更新を低ランク行列で表す。
学習するのは 、 だけ。 パラメータが 1 万分の 1 程度になり、 低ランク近似がそのまま応用されている。
破滅的忘却#
新しいタスクを学ぶと元の能力が失われることがある。 学習率を小さくする、元データを混ぜる、 LoRA のように元の重みを凍結する、といった対処がある。
参考文献#
- Long Ouyang et al. Training language models to follow instructions with human feedback. NeurIPS, 2022. https://arxiv.org/abs/2203.02155
- Edward J. Hu et al. LoRA: Low-Rank Adaptation of Large Language Models. ICLR, 2022. https://arxiv.org/abs/2106.09685
- Rafael Rafailov et al. Direct Preference Optimization. NeurIPS, 2023. https://arxiv.org/abs/2305.18290