ランク

ランク

執筆済 数学線形代数

線形独立な列(または行)の最大個数。 行に着目しても列に着目しても同じ値になる。

rank(A)min(m,n)

意味#

A の像(値域)の次元。nA で写したとき、 結果が何次元の空間に収まるか。

rank(A)=r<n なら、nr 次元ぶんの情報が潰れている。 潰れた方向の集合が核 (null space) で、次元定理が成り立つ。

rank(A)+dim(kerA)=n

低ランク近似#

実データの行列は、多くの場合ほぼ低ランク特異値分解して小さい特異値を切り捨てると、 少ないパラメータで良い近似が得られる(Eckart-Young の定理)。

主成分分析、推薦システム、モデル圧縮(LoRA など)は すべてこの性質を使っている。

数値的なランク#

理論上のランクは、浮動小数点では意味をなさない。 丸め誤差で 0 であるべき特異値が 1016 程度になるため。

実用ではしきい値より大きい特異値の個数を数値的ランクとする。 SVD が最も信頼できる判定法。

参考文献#

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