直交
内積が 0 であること。幾何的には直角。
なぜ嬉しいのか#
直交する成分は互いに干渉しない。
ピタゴラスの定理。これにより、直交基底で分解すると 各成分を独立に扱える。
正規直交基底なら、係数は内積を取るだけで求まる。 一般の基底では連立方程式を解く必要があるので、格段に楽。
どこで使うか#
グラム・シュミット#
任意の基底から正規直交基底を作る手続き。 ただし数値的には不安定で、実装では 修正グラム・シュミットか Householder 変換による QR 分解を使う。
参考文献#
- Lloyd N. Trefethen, David Bau III. Numerical Linear Algebra. SIAM, 1997. https://doi.org/10.1137/1.9780898719574
- Sheldon Axler. Linear Algebra Done Right, 4th ed. Springer, 2024.(全文公開) https://linear.axler.net/