基底
空間を張り、かつ線形独立なベクトルの組。
「張る」は全部作れること、「線形独立」は 無駄がないこと。両方あって初めて表現が一意になる。
基底は 1 つではない#
同じ空間に無数の基底がある。標準基底 は そのひとつにすぎない。
どの基底を選ぶかで問題の見え方が変わる、というのが線形代数の実用的な要点。
| 選ぶ基底 | 得られること |
|---|---|
| 固有ベクトル | 行列が対角になる |
| 共分散行列の固有ベクトル | 主成分分析。分散が最大の方向 |
| フーリエ基底 | 周波数成分に分解される |
CMA-ES が固有値分解するのも、 探索に都合の良い基底へ移るため。
次元#
基底の個数はどの基底を選んでも同じで、これを次元と呼ぶ。 量子ビットの状態空間は 次元。
参考文献#
- Sheldon Axler. Linear Algebra Done Right, 4th ed. Springer, 2024.(全文公開) https://linear.axler.net/
- Gilbert Strang. Introduction to Linear Algebra. Wellesley-Cambridge Press. 講義は MIT OCW 18.06 https://ocw.mit.edu/courses/18-06-linear-algebra-spring-2010/