特異値分解

特異値分解

執筆済 数学線形代数SVD

任意の行列に対して常に存在する分解。 SVD。

A=UΣV,Am×n
  • Um×mVn×n直交行列
  • Σ … 対角に非負の特異値 σ1σ20

固有値分解との違い#

固有値分解 特異値分解
対象 対称な正方行列 任意の行列(長方形でよい)
存在 条件付き 常に存在する
実数(符号あり) 非負

「常に存在する」ことが決定的で、数値線形代数で最も信頼される道具になっている。

幾何的な読み方#

任意の線形変換は「回転 → 軸方向の伸縮 → 回転」に分解できる。 V で回し、Σ で伸ばし、U で回す。 単位球は必ず楕円体に写る、という主張でもある。

何に使えるか#

用途 使い方
ランクの判定 0 でない特異値の個数
低ランク近似 上位 k 個だけ残す。この打ち切りが最良(Eckart-Young)
条件数 κ=σmax/σmin
疑似逆行列 最小二乗解を与える
主成分分析 データ行列の SVD が直接 PCA になる

参考文献#

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