組合せ問題のQUBO定式化

組合せ問題のQUBO定式化

執筆済 最適化QUBO

代表的な問題を QUBO に落とすときの型。

Max-Cut#

最も素直。変換もペナルティも要らない。

max12(i,j)wij(1sisj)

そのままイジング模型QAOA の標準ベンチマークになっている理由。

数分割問題#

H=(iaisi)2

これも制約なし。ただし全変数が結合する完全結合になる。

巡回セールスマン問題#

xi,t=1 を「時刻 t に都市 i にいる」と定義する。 n 都市に n2 変数が要る。

H=Ai(txi,t1)2+At(ixi,t1)2+Bi,j,tdijxi,txj,t+1

前 2 項が制約(各都市はちょうど 1 回、各時刻はちょうど 1 都市)、 第 3 項が経路長。A>Bmaxdij が必要条件。

定式化の良し悪し#

同じ問題でも定式化次第で解けるかが変わる。見るべき点は 3 つ。

観点 望ましい方向
変数の個数 少ないほどよい。TSP の n2 は重い
結合の密度 疎なほどハードウェアに載せやすい
係数のレンジ 狭いほどよい。精度の問題を避けられる

Lucas は主要な NP 完全問題について、 必要な変数数まで含めた定式化を体系的に与えており、 この分野の実質的な出発点になっている。

参考文献#

ノート一覧を閉じる