過学習と汎化
訓練データに合わせすぎて、未知のデータで性能が落ちること。
経験誤差は小さいのに汎化誤差が大きい状態。
バイアス・バリアンス分解#
古典的には、モデルを複雑にするとバイアスが減りバリアンスが増える。 両者の和が最小になる複雑さが最適、という U 字型の描像。
対策#
| 手法 | 内容 |
|---|---|
| データを増やす | 最も確実 |
| 正則化 | /、Dropout、データ拡張 |
| 早期終了 | 検証誤差が悪化したら止める |
| モデルを小さくする | 表現力を制限する |
| 交差検証 | 汎化性能を正しく見積もる |
二重降下#
深層学習では古典的な U 字型が成り立たないことがある。
パラメータ数を増やしていくと、 訓練誤差が 0 になる点(補間閾値)でテスト誤差が一度悪化し、 さらに増やすと再び改善する。
Belkin らが整理したこの現象は、 「パラメータが多すぎると過学習する」という 古典的な理解が単純すぎることを示した。
過剰にパラメータを持つモデルが汎化する理由は 完全には解明されておらず、 最適化の暗黙の正則化などが候補として議論されている。
参考文献#
- Trevor Hastie, Robert Tibshirani, Jerome Friedman. The Elements of Statistical Learning, 2nd ed. Springer, 2009.(全文公開) https://hastie.su.domains/ElemStatLearn/
- Ian Goodfellow, Yoshua Bengio, Aaron Courville. Deep Learning. MIT Press, 2016.(全文公開) https://www.deeplearningbook.org/
- Mikhail Belkin et al. Reconciling modern machine-learning practice and the classical bias–variance trade-off. PNAS 116(32), 2019. https://doi.org/10.1073/pnas.1903070116