タブー探索

タブー探索

執筆済 最適化局所探索タブー探索

直近に行った手を一定期間禁じることで、同じ場所を巡り続けるのを防ぐ局所探索。 Glover が 1986 年に提案した。

仕組み#

  1. 近傍の中で最良の手を選ぶ。改善しなくても選ぶ
  2. 選んだ手(あるいはその逆手)をタブーリストに入れる
  3. タブーリストにある手は、一定回数(tenure)の間は選べない
  4. 1 へ戻る

改善しない手も選ぶので局所解から出られる。 そのまま戻ってこないよう、来た道をタブーで塞ぐ。

焼きなまし法との違い#

タブー探索 焼きなまし法
悪化の扱い 近傍最良なら決定的に受け入れる 確率的に受け入れる
記憶 タブーリストという明示的な記憶を持つ 持たない(マルコフ的)
乱数 本質的には不要 本質的に必要

タブー探索は探索の履歴を明示的に使う点が特徴で、 Glover はこれを「適応的記憶」と呼んでいる。

願望基準#

タブーな手でも、それが現在の最良解を更新するなら許すという例外規則。 aspiration criterion。禁止が行き過ぎて良い解を逃すのを防ぐ。

tenure の設定#

  • 短い … すぐ同じ場所へ戻る。堂々巡り
  • 長い … 選べる手が減りすぎて探索が硬直する

問題規模に応じて n 程度から始め、 停滞を見て動的に変える運用が多い。

参考文献#

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