ナップサック問題
容量の限られた袋に、価値の合計が最大になるよう品物を詰める問題。
弱 NP 困難#
NP 困難だが、動的計画法で 時間で解ける。
が入力の値であって桁数ではないので、これは多項式時間ではない ( の桁数に対しては指数)。この種の問題を弱 NP 困難と呼び、 TSP のような強 NP 困難と区別する。
実用上は が小さければ厳密に解けるということで、 数分割問題も同じ性質を持つ。
貪欲法との関係#
価値密度 の大きい順に詰める貪欲法は、 分割可能なナップサック(品物を切ってよい)では最適。 0-1 版では最適にならないが、良い初期解になる。
制約の QUBO 化#
という不等式制約は、 そのままではQUBOに載らない。 スラック変数をビットで表して等式に直し、 ペナルティ項として足すのが定石。 このためビット数が増え、量子ハードウェアでは実装上の負担になる。
参考文献#
- Hans Kellerer, Ulrich Pferschy, David Pisinger. Knapsack Problems. Springer, 2004. https://doi.org/10.1007/978-3-540-24777-7
- Andrew Lucas. Ising formulations of many NP problems. Frontiers in Physics 2, 2014. https://doi.org/10.3389/fphy.2014.00005