時間発展
シュレディンガー方程式に従う状態の変化。
ユニタリであること#
がエルミートなら はユニタリ。 確率が保存され、時間発展は可逆になる。
固有基底で見ると簡単#
の固有状態で展開すると
各成分の位相が固有エネルギーの速さで回るだけ。 確率 は変わらない。
固有状態そのものは位相しか変わらないので定常状態と呼ばれる。 時間変化が現れるのは、複数の固有状態が重ね合わさっているとき。 その干渉( による唸り)が観測される変化になる。
時間依存ハミルトニアン#
が時間に依存する場合、 とは書けない。
は時間順序積。 異なる時刻の が交換しないため順序が要る。
量子アニーリングは まさにこの時間依存の場合で、 断熱定理がゆっくり変化させる根拠になっている。
参考文献#
- Michael A. Nielsen, Isaac L. Chuang. Quantum Computation and Quantum Information. Cambridge University Press, 2010. https://doi.org/10.1017/CBO9780511976667
- J. J. Sakurai, Jim Napolitano. Modern Quantum Mechanics, 3rd ed. Cambridge University Press, 2020. https://doi.org/10.1017/9781108587280