ラグランジュ未定乗数法
制約付きの極値問題を、制約なしの問題に変換する手法。
等式制約 のもとで を最適化するとき、 と を解く。
幾何的な意味#
最適点では、目的関数の勾配が制約の勾配と平行になる。
もし平行でなければ、制約面に沿って を減らす方向が残っている。 つまり最適ではない。平行になったときに初めて、 制約面上でこれ以上進めなくなる。
乗数の意味#
は制約を 1 単位緩めたときの目的関数の改善量。 経済学ではシャドープライス、 LP の双対変数と同じもの。
制約が最適解にどれだけ効いているかを定量的に示す。 なら、その制約は実質的に効いていない。
不等式制約への拡張#
不等式 を含む場合は KKT 条件になる。 「制約が効いているかどうか」で場合分けが要るのが違い。
参考文献#
- Stephen Boyd, Lieven Vandenberghe. Convex Optimization. Cambridge University Press, 2004.(全文公開) https://web.stanford.edu/~boyd/cvxbook/
- Jorge Nocedal, Stephen J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed. Springer, 2006. https://doi.org/10.1007/978-0-387-40065-5