凸集合
任意の 2 点を結ぶ線分が、集合の中に収まる集合。
「へこみが無い」形。
例#
| 凸 | 凸でない |
|---|---|
| 球、直方体、半空間 | 三日月形、ドーナツ |
| 超平面、半正定値行列の全体 | 球面(表面だけ) |
| 線形制約の実行可能領域 | 整数格子点 |
演算で保たれるか#
| 演算 | 凸性 |
|---|---|
| 積集合 | 保たれる |
| 和集合 | 保たれない |
| アフィン変換 | 保たれる |
積集合で保たれることが実用上重要。 複数の凸制約を課しても、実行可能領域は凸のまま。 だから制約を足しても問題の難易度が跳ね上がらない。
一方、和集合で保たれないことが 「A または B」という条件の扱いにくさに直結する。 論理和の制約は整数変数を要し、 整数計画になって NP 困難化する。
参考文献#
- Stephen Boyd, Lieven Vandenberghe. Convex Optimization. Cambridge University Press, 2004.(全文公開) https://web.stanford.edu/~boyd/cvxbook/
- Sheldon Axler. Linear Algebra Done Right, 4th ed. Springer, 2024.(全文公開) https://linear.axler.net/