ABCの改良手法

ABCの改良手法

執筆済 最適化ABC

標準の ABC は探索は得意だが収束が遅いと繰り返し指摘されてきた。 原因は近傍生成式にある。

vij=xij+ϕij(xijxkj)
  • 1 サイクルで1 成分しか変わらない
  • 参照先 xk無作為で、良い解の情報を使っていない

改良手法の多くは、この 2 点のどちらかを突いている。

GABC — 最良解の情報を足す#

Zhu と Kwong は、PSO の gBest にならって 全体最良への引力を加えた。

vij=xij+ϕij(xijxkj)+ψij(yjxij)

y が現在の最良解。無作為な参照だけだった探索に方向が入り、収束が速くなる。 代わりに早すぎる収束のリスクが増えるので、ψ の範囲で調整する。

その他の方向#

方向 内容
複数成分の更新 変更する成分数を増やす(MR という修正率を導入)
他手法との融合 差分進化の変異を Onlooker 段階に使う (HABCDE)
選択圧の変更 ルーレット選択をトーナメント選択に置き換える
パラメータ適応 limitϕ の範囲を探索の進み具合で変える

読むときの注意#

ABC の改良手法は非常に数が多く、比較実験の条件が揃っていないものも目立つ。 評価回数を揃えているか、統計的検定を しているか、ベンチマーク関数が 偏っていないかを確認したい。

Sörensen は、群知能の分野で比喩を変えただけの「新手法」が量産されている状況を 批判しており、ABC 系の改良提案を読むときにも念頭に置く価値がある。

参考文献#

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