パラメータ付き量子回路
連続パラメータを持つゲートを含む回路。 PQC、Ansatz。
、 などの回転ゲートのパラメータを、 古典最適化器で調整する。
構造#
多くの Ansatz は次の繰り返しでできている。
[回転層] → [もつれ層] → [回転層] → [もつれ層] → …- 回転層 … 各ビットにパラメータ付き 1 量子ビットゲート
- もつれ層 … CNOT を並べる(パラメータなし)
層数を増やすと表現力が上がるが、深さも増えて ノイズの影響を受ける。
設計の 2 系統#
| 系統 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| ハードウェア効率型 | 実機で実行しやすい形を優先 | HEA、TwoLocal |
| 問題由来型 | 物理・化学の構造を反映 | UCCSD、QAOA |
ハードウェア効率型は浅く作れるが、 barren plateau に陥りやすく、化学的な意味づけが無い。 問題由来型は意味が明確だが深くなりがち。
勾配の計算#
パラメータシフト則により、解析的な勾配が回路の実行で得られる。
有限差分と違い近似ではない。 ただしパラメータ 1 つにつき 2 回の回路実行が要るので、 個のパラメータで 回。 これがSPSA(次元によらず 2 回)が 選ばれる理由になっている。
参考文献#
- Marco Cerezo et al. Variational quantum algorithms. Nature Reviews Physics 3, 2021. https://doi.org/10.1038/s42254-021-00348-9
- Maria Schuld et al. Evaluating analytic gradients on quantum hardware. Physical Review A 99(3), 2019. https://doi.org/10.1103/PhysRevA.99.032331
- Kishor Bharti et al. Noisy intermediate-scale quantum algorithms. Reviews of Modern Physics 94(1), 2022. https://doi.org/10.1103/RevModPhys.94.015004