測定

測定

執筆済 量子計算

量子回路の出力を古典ビット列として取り出す操作。 物理的な内容は量子力学側、 一般化された形式は量子情報側に書いた。 ここでは計算の実務としての側面を扱う。

計算基底での測定#

実機が直接持つのは、通常計算基底(Z 基底)の測定だけ。

P(x)=|x|ψ|2,x{0,1}n

他の基底で測るには#

XY を測りたければ、測定前に基底変換ゲートをかける

測りたい 前置するゲート
Z なし
X H
Y S then H

VQE でハミルトニアンを パウリ項に分解したあと、項ごとに別の回路を実行する必要があるのはこのため。 可換な項をまとめて同時測定する工夫(測定グルーピング)が 実行時間削減の重要な研究課題になっている。

ショット数#

1 回の実行で得られるのは 1 つのビット列。 確率分布や期待値を知るには多数回繰り返す

標準誤差=𝒪(1shots)

二項分布の標準誤差そのもの。 精度 1 桁で 100 倍のショットが要る。

測定誤差#

実機では、|0 を測って 1 と読む誤りが数 % 起きる。 これはゲート誤りとは別で、 読み出し誤り緩和 (readout error mitigation) として 較正行列の逆行列を掛けるなどの後処理で補正する。

参考文献#

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