量子コンピュータの基礎
計算の流れ#
何が高速化を生むのか#
干渉。 個の振幅を持てることそのものではない。
測定で取り出せるのは ビットだけ(Holevo 限界)なので、 「全部を並列に計算して全部読む」ことはできない。
アルゴリズムの仕事は 誤った答えの振幅を打ち消し、正しい答えの振幅を強めること。
| アルゴリズム | 干渉の使い方 |
|---|---|
| Grover | 反転と拡散で解の振幅を増幅 |
| Shor | 周期性をQFTで抽出 |
万能性#
任意のユニタリは、 1 量子ビットゲート + CNOT の組み合わせで 任意の精度で近似できる(万能ゲートセット)。
有限のゲートセット(Clifford + T など)でも Solovay-Kitaev の定理により効率的に近似できる。 つまり有限種類のゲートで何でも作れる。
古典計算を包含する#
Toffoli ゲートで古典の論理演算を可逆に実現できるので、 量子計算機は古典計算機ができることをすべてできる。 問題は速さであって、可能性ではない。
参考文献#
- Michael A. Nielsen, Isaac L. Chuang. Quantum Computation and Quantum Information, 10th Anniversary Edition. Cambridge University Press, 2010. https://doi.org/10.1017/CBO9780511976667
- John Preskill. Quantum Computation Lecture Notes (Caltech Ph219/CS219) https://www.preskill.caltech.edu/ph219/