統計的有意差
(多くは 0.05)となったときに「有意差あり」と言う。
に根拠は無い#
Fisher が便宜的に示した目安が慣習化したもので、 理論的な必然性は無い。分野によって 、(物理)など様々。
閾値の両側で結論が二分されることが問題視されており、 と を質的に違うものとして扱うのは 統計的に正当化できない。
「有意」という語の誤解#
日常語の「重要」ではなく、 **「偶然では説明しにくい」**という意味しかない。
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 偶然では説明しにくい | 効果が大きい |
| と整合しにくい | が偽である確率 |
| 実用上意味がある |
p ハッキング#
有意になるまで、条件・指標・除外基準を変えて試すこと。 意図的でなくても起こりうる(研究者の自由度)。
対策は、分析計画を事前に決める(事前登録)、 効果量と信頼区間を報告する、 多重比較を補正する、など。
最適化手法の比較でも、 ベンチマーク関数を後から選び直せば同じ問題が起きる。
参考文献#
- Ronald L. Wasserstein, Nicole A. Lazar. The ASA Statement on p-Values: Context, Process, and Purpose. The American Statistician 70(2), 2016. https://doi.org/10.1080/00031305.2016.1154108
- Valentin Amrhein, Sander Greenland, Blake McShane. Scientists rise up against statistical significance. Nature 567, 2019. https://doi.org/10.1038/d41586-019-00857-9
- Larry Wasserman. All of Statistics: A Concise Course in Statistical Inference. Springer, 2004. https://doi.org/10.1007/978-0-387-21736-9