フェルミオン

フェルミオン

執筆済 量子化学

半整数スピンを持ち、反対称な波動関数に従う粒子。 電子、陽子、中性子。

反対称性#

2 粒子を入れ替えると波動関数の符号が変わる。

Ψ(x1,x2)=Ψ(x2,x1)

x1=x2 とすると Ψ=Ψ、つまり Ψ=0同じ状態に 2 個入れない(Pauli の排他原理)が 反対称性の直接の帰結。

ボソンとの対比#

フェルミオン ボソン
スピン 半整数 整数
交換 反対称( 対称(+
占有数 0 か 1 制限なし
電子、陽子 光子、フォノン

物質が体積を持つのも、周期表が存在するのも、 フェルミオンの排他原理による。

量子計算での扱いにくさ#

量子ビットは互いに交換する(異なるビットのパウリ演算子は可換)。 一方フェルミオンは反交換する。

この食い違いを埋めるのが Jordan-Wigner 変換などの フェルミオン-量子ビット変換で、 非局所的な Z の連鎖という代償を払うことになる。

変換 演算子の重み 特徴
Jordan-Wigner 𝒪(M) 単純。局所性が失われる
Bravyi-Kitaev 𝒪(logM) 重みが小さい。複雑
Parity 𝒪(M) 対称性の利用がしやすい

参考文献#

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