Jordan-Wigner変換

Jordan-Wigner変換

執筆済 量子化学

フェルミオンの演算子を、量子ビットのパウリ演算子に写す変換。

ap=(k<pZk)Xp+iYp2

何をしているのか#

問題は、フェルミオンが反交換するのに 異なる量子ビットのパウリ演算子は交換すること。

Jordan-Wigner 変換は、 p より前のすべての量子ビットに Z を掛けることで、 符号を追跡するZ の連鎖が「これまでに何個の電子があったか」の パリティを持ち、それが反交換の符号を再現する。

対応#

フェルミオン 量子ビット
軌道 p の占有数 量子ビット p0/1
apap (IZp)/2
反交換の符号 Z の連鎖

軌道 1 つが量子ビット 1 つという素直な対応が得られるのが利点。

代償#

Z の連鎖が最大 M 個に及ぶため、 演算子が非局所的になる。

apaq最大 𝒪(M) 個のパウリ演算子の積

回路が深くなり、実機の限られた接続性では さらに SWAP が要る。

代替の変換#

変換 演算子の重み
Jordan-Wigner 𝒪(M)
Parity 𝒪(M)
Bravyi-Kitaev 𝒪(logM)

Bravyi-Kitaev は占有数とパリティを木構造で保持することで 重みを対数に抑える。実装は複雑になるが、 大規模系では有利になる。

参考文献#

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