確率振幅

確率振幅

執筆済 数学量子計算

量子状態を基底で展開したときの複素係数

|ψ=ici|i,ci=i|ψ

Born 則#

測定して |i を得る確率は

P(i)=|ci|2

規格化 i|ci|2=1 が、確率の総和が 1 であることに対応する。

振幅と確率の違いが本質#

古典確率は非負の実数を足す。振幅は複素数を足してから絶対値二乗を取る

|c1+c2|2=|c1|2+|c2|2+2Re(c1c2)

最後の干渉項が古典には存在しない。 これにより

  • 振幅が打ち消し合う(c1=c2 なら確率 0)
  • 強め合う

量子アルゴリズムの設計とは、誤った答えの振幅を打ち消し、 正しい答えの振幅を強めることに他ならない。 Grover の 振幅増幅がその最も分かりやすい例。

位相の扱い#

位相 観測可能か
大域位相 eiϕ|ψ 観測できない。同じ状態
相対位相 c1c2 の位相差 観測できる。干渉に効く

12(|0+|1)12(|0|1) は 計算基底で測れば同じ確率分布を与えるが、 アダマール変換してから測れば区別できる。

参考文献#

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