テンソル積

テンソル積

執筆済 数学量子計算

複数の系を合成する演算。

|ψ|ϕmn=mn

次元が掛け算になる#

これが量子計算の力の源であり、 古典シミュレーションが困難な理由でもある。

量子ビット数 状態空間の次元
1 2
10 1,024
50 1.1×1015
300 観測可能な宇宙の原子数を超える

n 個の系を合成すると次元は 2n。 古典の n ビットが n 個の値しか持たないのに対し、 量子は 2n 個の複素振幅を持つ。

具体的な計算#

(ab)(cd)=(acadbcbd)

行列も同様(クロネッカー積)。 (AB)(|ψ|ϕ)=A|ψB|ϕ なので、 各系に独立に作用するゲートは分解できる

エンタングルメント#

テンソル積の形に書けない状態が存在する。

12(|00+|11)|ψ|ϕ

これが量子もつれ。 「2 つの粒子の状態」を別々に書けず、 全体としてしか記述できない。 量子計算が古典を上回りうる源泉のひとつとされる。

参考文献#

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