VQEの仕組み

VQEの仕組み

執筆済 量子アルゴリズムVQE

手順#

  1. パラメータ θ試行状態 |ψ(θ) を作る
  2. 期待値 ψ(θ)|H|ψ(θ) を測定で推定する
  3. 古典最適化器が θ を更新する
  4. 収束するまで 1〜3 を繰り返す

量子と古典の往復が特徴で、ハイブリッドアルゴリズムと呼ばれる。

役割分担#

担当 仕事 理由
量子 状態の準備と測定 古典では 2n 次元を扱えない
古典 パラメータの更新 最適化の道具が揃っている

量子側は浅い回路を多数回実行するだけで済む。 これがコヒーレンス時間の制約に合う。

変分原理が保証すること#

ψ(θ)|H|ψ(θ)E0

どんな θ でも基底エネルギーを下回らない。 だから得られた値は常に上界であり、 低いほど良い(低すぎて誤りということが無い)。

ただし保証されるのはここまでで、

  • 最小値に到達できるか … 保証なし(Ansatz の表現力次第)
  • 最適化が収束するか … 保証なし(非凸)

測定コストが支配的#

1 回の期待値推定に多数のショットが要り、 ハミルトニアンの項数だけ回路を実行する。 分子系では項数が 𝒪(n4) になるため、 測定回数が実行時間のほとんどを占める

参考文献#

ノート一覧を閉じる