VQEの仕組み
手順#
量子と古典の往復が特徴で、ハイブリッドアルゴリズムと呼ばれる。
役割分担#
| 担当 | 仕事 | 理由 |
|---|---|---|
| 量子 | 状態の準備と測定 | 古典では 次元を扱えない |
| 古典 | パラメータの更新 | 最適化の道具が揃っている |
量子側は浅い回路を多数回実行するだけで済む。 これがコヒーレンス時間の制約に合う。
変分原理が保証すること#
どんな でも基底エネルギーを下回らない。 だから得られた値は常に上界であり、 低いほど良い(低すぎて誤りということが無い)。
ただし保証されるのはここまでで、
- 最小値に到達できるか … 保証なし(Ansatz の表現力次第)
- 最適化が収束するか … 保証なし(非凸)
測定コストが支配的#
1 回の期待値推定に多数のショットが要り、 ハミルトニアンの項数だけ回路を実行する。 分子系では項数が になるため、 測定回数が実行時間のほとんどを占める。
参考文献#
- Alberto Peruzzo et al. A variational eigenvalue solver on a photonic quantum processor. Nature Communications 5, 2014. https://doi.org/10.1038/ncomms5213
- Jarrod R. McClean et al. The theory of variational hybrid quantum-classical algorithms. New Journal of Physics 18, 2016. https://doi.org/10.1088/1367-2630/18/2/023023
- Marco Cerezo et al. Variational quantum algorithms. Nature Reviews Physics 3, 2021. https://doi.org/10.1038/s42254-021-00348-9