条件数

条件数

執筆済 数学数値計算

入力の誤差が、出力の誤差にどれだけ拡大されるか。

κ(A)=AA1=σmaxσmin

(2-ノルムの場合。σ特異値。)

何を教えるか#

Ax=b を解くとき、b の相対誤差 δ は 解の相対誤差 κδ に拡大されうる。

κ=10k なら、有効桁が k 桁失われると考えてよい。 float64(16 桁)で κ=1012 なら、 残る有効桁は 4 桁程度。

問題の性質であって手法の性質ではない#

条件数が大きい(悪条件)とき、 どんなに優れたアルゴリズムを使っても精度は出ない。 問題そのものが誤差に敏感だから。

これに対し安定性は アルゴリズム側の性質で、両者は独立。

最適化との関係#

ヘッセ行列の条件数が大きいと、 等高線が細長い楕円になる。

  • 勾配降下法がジグザグして進まない
  • 収束速度が κ に依存する

Newton 法CMA-ES が強いのは、 実質的に座標変換して条件数を 1 に近づけているから。

参考文献#

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