生成演算子・消滅演算子
第二量子化の基本演算子。
| 記号 | 働き |
|---|---|
| 軌道 に電子を 1 個作る | |
| 軌道 から電子を 1 個消す |
反交換関係#
フェルミオンなので、 交換ではなく反交換の関係を満たす。
。
より 。 同じ軌道に 2 個は入れられない(Pauli 原理)が、 代数から自動的に出る。
位相の厄介さ#
反交換関係のため、演算子を並べ替えると符号が変わる。
この符号(位相)を量子ビットの世界でどう表現するかが問題になる。 量子ビットのパウリ演算子は異なるビット間で交換するので、 そのままでは反交換関係を再現できない。
これを解決するのがJordan-Wigner 変換で、 演算子の連鎖によって符号を追跡する。
演算子で書ける操作#
| 操作 | 表現 |
|---|---|
| 粒子数 | |
| 1 電子励起 | |
| 2 電子励起 |
UCCSD Ansatz は、これらの励起演算子の指数関数として構成される。
参考文献#
- Trygve Helgaker, Poul Jørgensen, Jeppe Olsen. Molecular Electronic-Structure Theory. Wiley, 2000. https://doi.org/10.1002/9781119019572
- Sam McArdle et al. Quantum computational chemistry. Reviews of Modern Physics 92(1), 2020. https://doi.org/10.1103/RevModPhys.92.015003