極値
その点の近くで最大・最小になる点。 局所最適解と同じ概念。
必要条件#
これを満たす点を停留点と呼ぶ。 極値なら停留点だが、逆は成り立たない(鞍点も停留点)。
十分条件#
ヘッセ行列で判定する。
| 結論 | |
|---|---|
| 正定値 | 狭義の極小 |
| 負定値 | 狭義の極大 |
| 不定 | 鞍点 |
| 半定値(0 固有値あり) | 判定不能 |
高次元では鞍点が多い#
固有値の符号がランダムに決まると考えると、 個すべてが同符号になる確率は 程度。 つまり高次元の停留点はほとんどが鞍点になる。
Dauphin らは、深層学習の非凸最適化で問題になるのは 局所解より鞍点であると論じた。 勾配が消えるので進まないが、脱出方向は存在する。 SGD のノイズが 鞍点脱出に効くと考えられているのはこの文脈。
制約があるとき#
制約付きでは は成り立たない。 制約の境界で押さえられているため。 そこでの最適性条件がKKT 条件。
参考文献#
- Yann N. Dauphin et al. Identifying and attacking the saddle point problem in high-dimensional non-convex optimization. NeurIPS, 2014. https://arxiv.org/abs/1406.2572
- Jorge Nocedal, Stephen J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed. Springer, 2006. https://doi.org/10.1007/978-0-387-40065-5