勾配

勾配

執筆済 数学微分積分
f=(fx1,,fxn)

偏微分を並べたベクトル。

最も急に増える方向#

方向微分 fu は、 u=f/f のときに最大になる(Cauchy-Schwarz)。

つまり勾配は最急上昇方向を指し、その大きさが傾きの急さ。 最小化なら f の向きへ進む。これが 勾配降下法

等高線と直交する#

f は等高線(等値面)に垂直。 等高線に沿って動いても値は変わらない(方向微分 0)ので、 値が変わる方向はそれと直交する向きしかない。

1 回で全方向が分かる#

n 次元でも勾配は 1 つのベクトルで、 そこから任意方向の変化率が内積で得られる。 これが勾配法の効率の源で、 方向を探るのに何度も評価が要る 導関数を使わない手法との差になる。

ただし勾配そのものを得るコストは手法による。 自動微分なら関数評価とほぼ同じコスト、 数値微分なら n 倍、 量子回路のパラメータシフト則なら 𝒪(n) 回の回路実行。

勾配が消える問題#

f=0 は極小・極大・鞍点のいずれでも起きる。 高次元では鞍点の方が圧倒的に多いことが知られており、 局所解より鞍点が学習の障害になる。

barren plateau は、 勾配の分散そのものが指数的に小さくなる別種の問題。

参考文献#

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