偏微分
他の変数を固定して、1 つの変数だけで微分する。
意味と限界#
偏微分は座標軸方向の変化率しか見ていない。 そのため各軸方向の偏微分がすべて存在しても、 関数が滑らか(全微分可能)とは限らない。
順序交換#
が 級(二階偏導関数が連続)なら
Schwarz の定理。これにより ヘッセ行列が対称になる。 対称だからこそ固有値が実数で固有ベクトルが直交し、 二次形式の形が固有値の符号で分類できる。
計算コスト#
変数の関数の偏微分をすべて数値的に求めるには、 最低でも 回の関数評価が要る(前進差分)。 中心差分なら 回。
この 倍のコストが、量子計算の VQE で SPSA が選ばれる理由になっている。
参考文献#
- MIT OCW 18.02 Multivariable Calculus https://ocw.mit.edu/courses/18-02-multivariable-calculus-fall-2007/
- Michael Spivak. Calculus on Manifolds. Westview Press, 1965. https://doi.org/10.1201/9780429501906