全微分
すべての変数が同時に微小変化したときの、関数の変化量。
偏微分より強い条件#
全微分可能とは、次の線形近似が誤差 で成り立つこと。
これは「どの方向から近づいても、同じ 1 つの線形近似で説明できる」という主張。
偏微分がすべて存在しても全微分可能とは限らない。 軸方向だけ良くても、斜め方向で破綻することがあるため。 偏導関数が連続なら全微分可能になる(十分条件)。
実用での意味#
最適化で使う という近似は、 全微分可能性に支えられている。 微分できない点(ReLU の折れ目、絶対値の頂点)では この近似が成り立たず、劣勾配などの拡張が必要になる。
参考文献#
- Michael Spivak. Calculus on Manifolds. Westview Press, 1965. https://doi.org/10.1201/9780429501906
- MIT OCW 18.02 Multivariable Calculus https://ocw.mit.edu/courses/18-02-multivariable-calculus-fall-2007/