ヤコビ行列
ベクトル値関数 の一階微分。
各行が各出力成分の勾配(の転置)。
局所的な線形近似#
その点の近くで、 を線形写像 で置き換える。 これがヤコビ行列の意味で、非線形な写像に線形代数を適用する橋渡しになる。
なら (勾配の転置)。
体積の変化率#
が局所的な体積の拡大率。 重積分の変数変換で が現れるのはこのため。 確率変数の変換で密度関数に が付くのも同じ理屈で、 正規化フローなどの生成モデルはこの性質を使っている。
連鎖律との関係#
連鎖律はヤコビ行列の積として書ける。
深層学習は の計算で、 掛ける順序の選択が forward mode と reverse mode の違いになる。
参考文献#
- Michael Spivak. Calculus on Manifolds. Westview Press, 1965. https://doi.org/10.1201/9780429501906
- Ian Goodfellow, Yoshua Bengio, Aaron Courville. Deep Learning. MIT Press, 2016. https://www.deeplearningbook.org/